2016/03/04

ねこ


飼っています。
保護ネコの猫カフェやってるとこから6ヵ月の女の子をもらってきて、3ヵ月くらい経ちました

完全にネコ派なのでそれはもう愛くるしくて辛いです。おなかに手をいれたらなでてくれと言わんばかりに足をおっぴろげるところとか、必ずそばで寝たがるところとか、すやすや寝てるところとか
ふわふわ柔らかい天使。

最初は猫好きだけど飼うのは乗り気じゃなかったんですよね。自分の勝手で動物の命をあずかることがいいこととは思えなくて。
同居人がどうしても!というので飼い始めましたが、この葛藤はずっと続くのだろうなと思います。

それにしてもまったく違う生物なので、あっちの要求や、備わっている本能からくる反応がいちいちこちらの要望とかけ離れていて、「おまえなんかかわいくもなんともないやい!」という気持ちに毎日1回はなっていると思う。

使ってるペンに興味をしめしてわざわざ触ってくるし、乗るなといっても机にのるし、コップは落とすしソファをひっかくし…

ひとことでいうと、「思うとおりにならない」なんですよね。そこでいらいらしてるのは完璧に自分が理想を猫に押しつけているだけで、できない猫は猫のまま生きているだけ。

そこでハッと気づいたのが、これって将来子ども生まれたときのシミュレーションっぽい?ということ。

いたずらをしたときにもちろん怒鳴ったり、机にのってたら猫を押しておろしたりとかするんだけど、相手があまりにも弱者だと、つい適切な処罰以上のことをしてしまいそうになるときとか。
自分でもびっくりします。「わからずやのこいつをもっと懲らしめたい」という加虐心のような気持ちが芽生えようとする。
この気持ちをエスカレートさせないように、感情と行動を切り分けなきゃ!とあわてて落ち着くようにしていますが、こどもができたときも起こりうることなんだろうなあと。感情を野放しにしないで、感情がわく前提で冷静に対応しておきたい。

あとは撫で繰り回したいときに猫がその気じゃなくて逃げようとするとき。うっかりがっちりホールドしちゃうときもあるのですが、愛情の押しつけってのも虐待みたいなものだなあと考えて、パッと離すようにしています。

すごい動物好きのひとは「ペットのほうが上」みたいな態度をふつうにとれるとおもうけど、私はいわゆる動物愛好家ではないので、こういうことに気づけてほんとよかったです。
「弱い存在」という意味でペットと子どもは似てると思う。弱くともきちんと相手を尊重する、いい修行の場になっています。

私が乗り気じゃないのに膝に乗ってくるのはどうなのと思うけど(笑)、まあ猫ちゃんには「住んでいただいてる」くらいの方がいいのかもね。


それにしてもかわいい。

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